HIKARU_SEINO
Flower Artist

Profile

清野光(せいの ひかる)北海道生まれ。2013年GANON FLORIST設立。「世界一花を愛せる国を創る」をモットーに自然と人が共存できる時代を作るために活動中。海外でのファッションショー、六本木ヒルズ·森ビル、エントランス、ケイト・モスのパーティの装花等活動は多岐に渡り、スペインのガウディ建築でのショー、マエストロとしてヨーロッパでの講演会にも呼ばれている。花と人の関係作りで始めたHANANINGENプロジェクトを通じて世界中の人々の頭に花を咲かせている。現在は、日本だけでなくバンコクなど含め10店舗以上展開中。

パンクロックとの出会い

中学2年生くらいですかね。雷落ちたんですよ。一目惚れみたいなもんですよ。

ー きっかけの曲とかアーティストとかいますか?

パンクロックじゃないんですよ、きっかけは。でもパンクロックに見えたんでしょうね。僕はジャニス・ジョップリンでしたね。言葉はなんでもいいですよ。ただ戦っている人。当時の革命的なヒップホップもかっこいいし、チェゲバラもかっこいいし、フリーダカーロとか、色々変化をした革命家が好きなだけであって。正直それをパンクと呼んでいるだけかもしれない。世界を変えていっている人たち、社会を変えていっている人たちが素晴らしいと思っています。もちろんボブ・マーリーもそう。

表現が音楽であっても、建築であっても、料理であってもなんでもいいということですね。世界を変えていれば。パンクロックをやりたいんですけどね。毎日やりたい衝動があります。パンクロックしたくなったり、タバコを吸いたくなったり。夢で見ます。モヒカンでしたからね。モヒカン、鋲ジャンのライダース。学校の高校の制服の背中に「安泰the world」とか書いてましたからね(笑)。馬鹿じゃねーかと。馬鹿ですよ。

正しい世界を追求したら変態と呼ばれるようになった

ー「ついに島田さんは人と話せないから生き物と話し出した」みたいに最近言われています。

あ、人と話せないんですか?社会性ありそうな感じの見た目で登場したのに。

ー 僕はそうは思ってないんですけど。ピュアに好きなものと対話してたらこうなったみたいな。

変人になりたいわけでもないけど、自分が正しいと思う世界を求めていったら変態と呼ばれるようになったということですよね。

ー ヒカルさんが素敵だなと思うのは、狂気も孕みながら、美しさもありながら、社会とも馴染むじゃないですか。そこが素敵だなあと思います。

よく見抜いてくれたと思います。色々な仲良い人に、仲良くなってから言われますね。「普通のアーティストは山に籠もって、とんがりたいからってそれ一本で行くなかで、よく社会性とマッチしたビジネスも考えながらアートできるよね」と言われますね。スーパー二刀流と言われることが多くて。そういう意識はないんですが。ビジネスもアートだと思っちゃってます。人間の成長もデザインと思っちゃってます。やっていることは全部です。お店作りとスタッフ作りは一緒なのかな、という感覚はあります。

原点はレゴ

ー 幼少期はどんな感じでしたか?

幼少期は頭悪いですよ。今と変わらないです。育ったのは北海道です。札幌で育って。男の子の遊びが苦手でした。野球とか鬼ごっことか。どっか心のなかで「してあげてる感」や「付き合ってあげている感」がありました。女の子の遊びのほうが可愛くて仕方なかったですね。想像の世界です。女の子は不思議で、小さい時は非現実的で、大きくなったら現実的になって。男の子は小さい時はテレビで見た仮面ライダーを好きになるみたいな、見たことがある世界をそのまま演じている。だから、女の子の方が楽でした。一緒におままごととかしたいんですけど、女の子の友達がいなくて、でも学校では中心のグループにいちゃったんで、そうなると鬼ごっこと野球とサッカーになっちゃう。めちゃ苦手でした。心の中では女の子と遊びたかったんですが。それかレゴを家でやっていましたね、一人で。レゴばっかりでしたね。

ー その頃から作るのが好きだったんですか?

好きだったんですね。自然とやっていたんですけど。気づいたのは、友達とレゴやっていたときですね。みんなすごく下手くそで。小学6年生くらい。友達が作ったのを見た時に、「あ、こんなに自分と違うんだ」と思いました。起きて船のレゴを作って、どうお風呂に沈めないかを毎日一人でやっていました。沈むんですよ絶対、隙間あるんで。朝作って、学校行って戻ってきて、また作って、お風呂に入る時間を楽しみにしていたんです。それが沈むか沈まないかを試すのが大好きだったんですよ。実験してたんですね。そこに人間とか入れるじゃないですか。そうすると、タイタニック号的な、みんな死んでいく感じ、あれも好きだったんですよ()

多分誰にも言ってなかったんですけど、ダサいと思っていたんで。高校卒業した後くらいまでレゴをやっていました。それがお店になった感じです。

ー じゃあ原点はレゴなんですね。

多分レゴです。花とあんまり変わらないですね。フィールド作ったり、でっかいオブジェ作るのと、お店作るのはあんまりギャップがない。ファッションショーも作っていたんですけど、あんまりレゴと変わらない。今はもうやってないです。お店で満たされちゃっている感じです。自分に合っていたんでしょうね。

ズレたものを出さないというプロデュース

あと変なおもちゃは好きでしたよ。エイリアンも大好きでしたね。想像上のキャラクターが好きですね。マーベルのキャラクターとか。特にサブキャラが好きでしたね。スターウォーズとかでも一瞬通り過ぎただけのキャラクターが好きなんですよ。

監督の気持ちになりたいというのがデカいんですよ。だからルークよりもルークがバーに行った時にいるバーテンダーの方が好きなんです。「なんで作ったのかな?なんでこういう形にしたのかな?」っていうのが好きです。

一時停止しながら見てました。一時停止大好き()。一時停止して、そこに必要な空間のものを見るのが大好き。ズレたものがないじゃないですか、映画の世界って。スターウォーズにカップラーメンが出てこないのと一緒で。ズレたものを出さないというプロデュース、それが極まっているものが好きなんです。

ー レゴにもそれを感じましたか?

はい、レゴはそれを自分で作れるんでね。その世界を。それが楽しいですよね。レゴはやった方がいいですよ。宝物ですよね、みんなの。それをいま花でやっているという感じですね。配置して作っていって、人が動くっていうのを上から見れるというか。レゴの小さい世界で見れるというか。そういう能力があるんですかね。花を切って挿してっていうのはレゴくらい楽なので。みんなは難しいっていうんですけど。

ー じゃあ、その辺が原点なんですね。

そうかもしれないです。気づかされたという感じです。「あなたはその星ですよ」っていう、「そこで咲きなさい」っていう感じで。僕は「置かれた場所で咲け」ってよく社員に言うんです。才能がないのに違うものに憧れている子もいれば、咲き方がわからない子もいるんで。合ってなければなんぼ咲こうとしてもレベル3くらいで止まるじゃないですか。でもみんな元々レベル3のものを持っているんですよ。それを8くらいにした方が早いので。僕はレゴの時点で、「あなたは作る人ですよ」って生まれた時に決められたのかなって思いました。

ー 古代ギリシャのアリストテレスが、エネルゲイアって言っています。エネルギーの語源で、開花する、その人の持った才能が花開くというような意味ですけど、まさにエネルゲイアさせるという感じですね。

多分そうだと思いますね。みんな教育でなんとかなると思っているところがあって、多少知識でいける世界はあると思うんですけど、限界はあるんじゃないですかね。想像以上のものは知識では越せないと思っているのでそうなった時に、元々持っている星が出てきちゃうのかなと思っています。

ー その星の見つけ方は何かありますか?

愚痴からじゃないですかね。例えば、「なんでみんなこうやってやらないんですか?」という人がいたら、僕は、気づくってことは向いているんじゃないのかな?と思うんです。それで仕切らせてみたら見事に仕切るんですよ。

僕は問題点を気にしない人が一番ヤバいと思っているので、気にしている人が大体最初に愚痴を言い始めるんです。だから僕は愚痴をネガティブだとはあまり思ってないです。

ー 愚痴こそが種を見つけるきっかけになる?

そうですね。ブランディングがうまい子はダサいものが嫌いなので、恥かくのも嫌なので、「じゃあブランディングに向いているんじゃない?」ってなりますし。マーケティングがうまい子は、ミーハーなくらい社会のものを見ていたりするので、「じゃあマーケティングやれば?」ってなりますし。僕も「流行るもの教えて」って彼らに聞きますし。そういうところで「咲いてないけど持っているんだな、そのスキルは」と判断しています。僕の場合はレゴが教えてくれたという感じですね。

認めていただかないと革命的なことが起きない

ー 今でもバンドやりたくなりますか?

たまになります。ただ、趣味でできないタイプなので、それがマズイんですよ。やり出したらとことん本気でやっちゃうので。趣味でやりたくないので始めちゃったら終わり。だからあえて封印しています。音楽やっても何もみんなのためにならないですからね。集まっている人間のことと自分の時間のことを考えたらやれなくなっちゃう。今でも作曲は自分でするけどパンクはしないですね。お店で使えたり映像で使える音を作って、あんまりエゴを出さずに、一般の人も聴けるような音楽にしてとっておくくらいの感じですね。

ー 自分の目指す世界があり、そこに没頭しているというのが軸にあると思うんですけど、同時に社会にとってどうかという視点は必ずありますよね。

そうですね。毎回社会のことは気にしていますね。認めていただかないと革命的なことが起きないんじゃないかなって思うんですよ。音楽が好き、映像が好き、花が好き、それがあれば幸せなんです、という人は多分すごく幸せなんだと思います。でも僕個人では、趣味でやっていたとしても、「で?お前どうするの?」っていう人がもう1人いるんですよ、僕の中に。認めていただかないと、自分がしたい自然とか地球を尊敬する世界が来ないので。だから趣味は基本的に没頭できないと思っていますね。

ー 自分のやりたいことはあるけど、周りから要請されることもあって、モヤモヤしているっていう人がいますよね。

なんかよく聞きますよね。「やりたいことを仕事にできているのはレアだよね?」とよく言われますけど、なんの言い訳なんだろう?って思います。特にやりたいことがないっていう人。これはどういう状態だろう?って思います。これは日本の教育だと思います。海外ではあまりないんじゃないですかね。貧困地域こそ夢がありますよね。平和なところにはないんじゃないですか?

ー 何が原因なんでしょうね?

3+3=6だと思っているからじゃないですか?イコール何々が決定している教育を受けているので。だから方程式が組めないんだと思います。何と何を掛け合わせれば何になれるのかという方法を皆わかっていない。知識と暗記脳ばかり使ってきているので。僕は暗記脳は社会ではあまり要らないと思っています。暗記脳は全然使わないですね。

教育が問題として大きいと思います。想像力、忍耐力。人間が持っている動き出そう、やってみよう、続かせようとか、こういう部分が教育で殺されていると思います。

ー もしヒカルさんが、日本の教育プログラム、学校教育を建て直して欲しいと言われたら、幼稚園、小学生くらいの子供たちにどんな教育をしたいですか?

質問責めの教育にしたいですね。決めさせてあげたいんですよ。「こうしなさい」じゃなくて「どうしたい?」がメイン。「こうしたい」というキャッチボールが重要で「じゃあやってみて」「やってみるね」が重要なのかなと。大事なのは指導側に立たないことじゃないですかね。

僕、ガウディ財団のチームとお仕事する機会があったんですけど、彼らの教育がみんな質問責めでしたね。飲み会でガウディ財団のチームの方に言われた質問が結構驚異的でしたね。

「人類で最強とは?みんなにとってなんですか?」というテーマで飲み会をしてたら終わらなくなっちゃって、それを知っているのと知らないとでは、生き方が変わるよねという話になって。答えは見つかったんですけど。

ー 答えはなんだったんですか?

「太陽じゃないか?」「水じゃないか?」「宇宙じゃないか?」とかいろいろ出たんですが、最後に出たのが、「感情、感性」でした。感情で人を愛して、これから先も人類を作っていきますし、感情で人を殺すし、感情でものを汚すし、戦争まで起きるし、感情は欲も作りますよね。これは俺のものだという支配欲とか。全てそこからきているとなると、脳味噌というより感情といった方がいいんなんじゃないかという話になって。

感情って世界共通用語ですよね。熱量のない人とは仕事したくないですし、適当な人も嫌ですし、それでいて適当にあなたのこと好きですよ、というようなライフスタイルも送りたくないじゃないですか。感情のない人間は存在しないですよね、しなくなった状態をある一定の人間が精神病だと呼ぶんじゃないですか。僕が何も考えられなくなって、何も答えられなくなって、全部どうでもよくなった状態ですよね。世界で一番怖いのは無関心かもしれないですね。無関心状態が人間にとって一番ヤバイ。

統計でも取れていますけど、老人ホームに入れると寿命が短くなる。何もさせない、何もしなくていいよ、私たちがやるからという状態ですよね。無関心状態に陥ると寿命が短くなるし、生きている意味と価値がなくなるのと同じで、感情は常に動いていないといけない。何かしたい、何かさせて欲しいとか、何かをなし遂げたいとか、こういうのが常にないと体が悪くなるというのはあるので。水も関係していると思いますけどね。体の半分以上は水なので。感情の察知能力が一番高いのが多分水なんじゃないかと思います。

ー 花はどうですか?感情ありますか?

相当あるんじゃないですか?水が入っているので。水次第で長生きするのでね。それはもう「死ね!」って言いまくってたらすぐ枯れますし、「カワイイ!」って言ってたらマジで可愛い顔するので。僕は花と喋れるタイプの人間ですから。

ー テーブルって感情ありますか?

そういうのを知りたくて、こういうの作っていたんですよ(笑)!(注:コンクリートで作った柱。そこに花瓶を置いてディスプレイしている)木はあるんじゃないですか。石も多分あると思います。それもガウディ財団の飲み会の議題に出ていました。「地面、石、どこまでが生きていると思う?」とか「石は本当に死んでいるのか?」とかそういう会話もありました。

すごいもの、面白いものは自然が最先端

「卵の殻をよく見ろ」とガウディが言っているんですけど。どうして赤ちゃんを守るためにあの殻を作ったのか?というのを研究すれば、(ガウディはミクロを見れば特大にでかいものを作れるという考えを持っているんですけど)冷静に考えて、自分の子供を守りたくて殻になったわけじゃないじゃないですか。でも殻に入ってくるじゃないですか。ってことは、あの殻は子供を守るためには最強なので、卵の殻の強さを一旦尊敬します。構図的には14面体らしいんですけど、水の形も同じらしいんですけど、そういう知識は一旦置いておいて、リスペクトします。

だから建築家誰々、例えば建築家:清野光、俺のデザインはこうです、という世界がしょうもなく見えているんですよね。卵の殻の方がすごいので。所詮人間の作るものは努力の塊であって、一番元々のすごいものの形、面白いものはこっちが最先端でやっちゃってるので、正直、人間が作るものに関しては諦めモードです。

ー 人間の歴史のなかで、クリエイティビティというのは昔からあるじゃないですか。なぜ作るんですかね?花とか卵の殻とかあるのに。

尊敬しているんじゃないですか?作ってきた人たちを。不思議だなって思いますよ。みんな研究したいようにできているんですよね、きっと。0.03%くらいしか脳味噌を使えないって言われているんですけど。ほとんど使っていないブラウザが頭の中に入っている状態だと思うんですけど、これを最大限に使っていくと多分空まで飛べちゃうんじゃないかと思っているんですよ。火事場の馬鹿力みたいな、人間では起こりえない、水をかけたら火傷したとか、そういう現象って多分あると思うんですよ。多分脳で全てやれると思っているので。

ー じゃあ脳味噌をフルに使えば花を超えることも可能?

可能なんじゃないですかね。もうアニメの世界じゃないですか。ブワッと爪が一気に伸びたりとか、泳げる体になったりとか、あるのかなと思いますよ。

ー 確かに量子力学の世界では、その辺の研究もされていますよね。人が壁を通り抜けできるみたいな研究も真面目に行われていますよね。

いるんですよね、やっぱりそういうとんがった人たちは。そうもなりたいんですよね。でもまあ、社会的には馬鹿の集まりなんですよね、そういうのって。ある意味天才で、ある意味馬鹿と呼ばれる人たちだと思うので。その分野にも、もうちょっと年を取ったら入りたいです。

ー ヒカルさんは今、自分のことをどう思っているんですか?

自分のことを追っかけているところがあって。毎日思いますね、なりたいけどなれないというか。困っているんですよ。GANONというブランドを作ったんですけど、僕はGANONを追っかけていて。たまに映画見たら吸い込まれる瞬間があるんですよ、どこかわからないけど吸い込まれてたなあっていう。ああ気づくの遅かったっていうのがあって。あの2時間くらいで、世界観に人を引きずりこむんですよ。

一生忘れられないものを作っている人たちがいるじゃないですか。僕はそういうGANONになりたくて、追っかけてるんですけど、なれないときがあって。もっと飛ばないととか、もっと元々の植物を社会に出していかないと思う時があるんですけど、それが辛い。辛いっていうくらいで自分のことをあんまり考えてないのかもしれないですね。

ー 大なるモノとしてGANONがあって、それを体現しているのは清野光っていう位置付けですか?

そうですね。作らなきゃいけない側なんですけど。追っかけているんだけど、なれないっていうのが悩みかもしれないです。

ー GANONって何なんですかね?

いや、わからないんですよ。何かのアイコニックなもの、象徴的なものになっていくといいなと思っていて、その象徴になるまでの世界観は僕も掴めていないんですよ。日々追いかけている感じで。一生かかると思いますね、多分。もしかしたら命が足りないかもしれません。

ー 次の世代に引き渡ししますか?

はい、もちろん。完璧承継はしたいですね。継承って言葉より承継の方が好きかもしれないですね。だから、心を承ってから続かせてもらいたいというのがあるので。日本にしかない言葉なんですかね、承継って?二代目だからやっているというものではなくて。

ー 今たまたまヒカルさんがその役割だと?

はい。特にハイブランドとかはそういうのを大事にしますよね。ココ·シャネルさんの気持ちとかも承って継続していると思うんですけど。日本で長く続いているのは天皇陛下くらいだと思うんですよ。他はあんまりないですよね。

自然を化石化できる人間のチームを作りたい

ー GANONをヒカルさんの後に承継していくとしたら、どういう人がふさわしいと思いますか?

人間ですか(笑)?僕は思っている以上に頭の中がファンタジーなので、誰かが感じて続かせるものでもいいと思うんですけど。偉人がいるじゃないですか。なんかよくわからないけど、みんなソクラテスの名前を知っていたり、アインシュタインの存在を知っていたり。でも特に何をやったのかって、あんまりみんな説明できない。みんな変な人だったというくらいで。そういう残り方でもいいんですけど。GANONという名前として残って欲しいのは、GANONという名前よりも、自分たちがなぜ働いているかということですよね。

僕たちはオープンの時から、「花を愛せる国を創るチームを作ろうね」しか言ってきていない。「花屋さんやろうね」とか「売り上げ規模いくらにしようね」とかそういう語り方は一回もしたことがなくて。自分のチームはみんな自然をリスペクトして自然を伝えていく。

なぜか最初が花屋さんだったということ。シャネルがなぜか帽子屋さんだったというスタートと同じで。たまたま花屋さんだったというくらいで、ガウディも建築家であって、別に自然を伝えたいわけじゃないけど、尊敬したものが大自然だった。だからサグラダファミリアのような形になったというだけで。

僕もたまたま花屋さんであったけど、自然を化石化できる人間のチームを作れたら、次の時代でも皆さんが「あ、ピラミッドだ」というように見れますよね。そういう象徴になればいいのかなと。

ー もしかしたら50年後、100年後のGANONは違った形になっているかもしれないですね?

ピラミッドだったら楽しいですよね!(笑)

ー なるほど。未来は楽しみですね。最後に何かメッセージがあれば。

皆さん、自然を好きになれば。もうちょっとみんな優しさに包まれて、ユーミン的な要素かもしれないですけど、優しさに包まれると外で見える世界が全く違うので。雨でも感動できるような人間になっていくと楽しいですよね。そこを僕自身も目指しているので。社会と生きるヒッピーみたいな話しちゃいましたけど(笑)。

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