Talent No.27

SERIKO_MIZUE
Business person

  • #純度高く、目の前の人と向き合う
  • May 1st, 2026

profile
水江セリ子(みずえせりこ)。株式会社Seri&Co.代表取締役。スキンケア製造販売事業、エステサロン経営、エステティシャン育成、女性起業家支援などを行う。幼少期からアトピーによる乾燥肌に悩み、自信を持てなかった経験をきっかけに美容の道へ。20年以上にわたり美容の現場に携わる中で、乾燥肌や敏感肌の人でも前向きに美容を楽しめる化粧品づくりを志し、Seri&Co.を立ち上げた。美容を通じて、女性が自分らしく輝ける生き方と環境づくりを支えている。

自分に合う化粧品がなかったから、作った

セリ子さんは、完全紹介制のサロンを経営されながら、スキンケア製造事業をされているとのことですが、「頑張る私の肌にエールを送る」というコピーは、セリ子さんが考えたのですか?

そうです。小さい頃はアトピーで包帯ぐるぐるの時もありました。痛くてかゆかった記憶もあります。アトピーは一旦治ったんですが、社会人になってストレスと疲れで再発してしまったんです。日が昇る前に家を出て、日が沈んで夜に帰るみたいな生活で病んでましたね。そういう実体験もあって「頑張る私」というフレーズになりました。

頑張ってる女性、多いですもんね。

頑張りすぎてる人が多いですね。当時、オーガニックから高級な物まで全部使ったんですけど、肌の中は常にインナードライになってる感覚があったんです。自分に合うものがあまりにもないので、自分で作ろうと思い、オリジナルの商品の開発を始めました。

化粧品が自分にしっくりこない人は多くいると思うのですが、そこから自分で作るって、中々なりにくいと思うんですよね。どうしてそういう発想になったんですか。

幼少期に大自然の中で育ったので、自然に比べたら自分の悩みは小さい、じゃあ何ができるかという思考になりました。自分で探しても無理なら自分で作るのが早いと思いました。

もし、自分にぴったりの化粧品があったら作らなかったかもしれないですか?

作らなかったと思います。

わかる気がしますね。作りたいという欲求があるわけではなくて、ないから消去法で作らざるを得ないんですよね。

はい。改善したい想いから始まってるブランドになるので、改善できる化粧品としてやっています。

なるほど。僕も学生の頃、楽器や歌も好きでも得意でもなかったのですが、自分で聴く音楽はあんまりしっくりくるものがないから、自分でつくろうと思って曲作りをやっていました。本当は、歌ってくれる人がいたら歌ってもらいたかったのですが、歌い手もいなかったので自分で歌ったりもしていました。

そうですね。私も作ってくれる人がいるなら、お願いしますって感じでした。でも、自分が悩んでるぐらいだから、みんなも悩んでるだろうと思いました。気に入ってくれる人がいたら良いですけど、もし誰も気に入ってくれなくても、一生使うものだから自分で使おうと思いました。

博士と出会う

売りたい、儲かりそうなビジネスになるからではなく、ないからつくろうという流れですね。商品化にむけては、具体的にどういうステップで進めていったのですか?

まずは博士に出会いました。

博士に出会う?!いきなりストーリーが飛んだ気がしますね(笑)博士はもう完全に白髪のおじいさんが浮かんでますが、どこで出会ったんですか?

私は本当に運が良い、というのが昔から口癖なんですけど、作りたいと思った矢先に出会いました。知り合いの関係からの出会いだったんですけど、アンテナを張っていると、やっぱりそこにグッと引き寄せがあるみたいです。

当時20代の若者がつくってくれって頼んでも、実現することは中々ないですよね。

そうなんです。でも熱い思いを伝えたら、そこを了承してくださって。すごい博士なんですよ。私の思いを全部盛り込みをしてくれて。無理だっていうことでも何度も伝えて、マイナーチェンジを繰り返して、今の商品があります。今も現在進行形で改良を重ねています。

美容が時短出来れば、人生の選択肢が広がる

開発した商品はどんな点が他の化粧品と違うのですか?

「ノーファンデになれる」がテーマです。要は自分の肌が整いさえすれば、ファンデーションは要らなくなります。クレンジング、ファンデーションもどんどん減っていけば、お金も削減できます。何より私の中では命の時間がすごく重要でファンデーションを 1分塗ってるのが一生続いたら何日分になるんだろうと思っています。洗顔、クレンジング、いろんなものを足していったら、 1日15分。それが毎日続けば一生分で何ができるんだと思った時、そこに価値があると考えました。

なるほど。命の時間を有効に遣おうという発想ですね。

女性は仕事もするし、子育てもします。趣味をしたくてもできない人がいますし、どれかを省かなきゃと考える人がすごく多いです。何かを雑にするのではなくて、整えるスピードさえ速ければ、いろんな幅が広がると思ったんです。いかに時短で美しくなれるかということにフォーカスしました。5分の時間ができれば、子供との接し方が変わったり、趣味の時間を増やせたり、犠牲にしなくて良い選択肢が増えたりすると思うんです。両取りでいこうって思ってます。

泥臭く、目の前の人に伝えていく

両方欲しい。そのために必要なんだという、素敵なコンセプトですね。初めての商売、どう広めていったんですか?

綺麗になりたい、肌に悩みがあって苦しいという女性に会ったら、一人ひとりに伝えていきました。

泥臭いやり方ですね。

そうですね。当初はスキンケア事業をメインにやってたのですが、販売だけでなく化粧品の効果を直で見たいと思い、エステサロンも始めました。

やっぱり人に触れることが大好きなのと明らかに変化する姿を見れたり、一気にメンタルが明るくエネルギーが上がるのがやりがいでエステを再開しました。あとは商品にお客さんの声を反映してより良いものに出来ると思いました。

エステティシャンの育成もされているそうですね。

技術指導もしています。出産時、入院日までレッスンをしていました。その方が体も意識しすぎず、気持ちも楽になりました。それくらい気晴らしになるのがエステでした。 育成もしている理由は、技術だけじゃなく、『体に触れる』ということがどれだけ大事なことか、伝えていきたいからです。お客様がどれだけ頑張ってこられたか、体に力が入り続けてるか、手から感じることが多くあります。ここに来たらホッとできる。そんな場所があれば、たくさんの方を救えると考えています。心の豊かさをつくることは未来の子どもや家族を救うことに繋がると思います。

魂と体は一体

エステもされ、商品開発もし、エステシャン育成もしつつ、メンタルケアもされてるんですよね。

はい。エステをしながらお客さんの悩みを聴いていると、魂の中にくすみを感じるのでそれを削ぎ落としピカピカに磨きたいと思うんです。体と魂ってすごく繋がってるので、体の詰まりを削ぎ落としていくと、メンタルも一気に軽くなるんですよ。アイディアも変わるし、頭もクリアになるし、動きがスピーディーになるんです。エステをしながらその人の悩みを解消していく、メンタルとエステを合体させた感じですね。

セリ子さん自身が自分の、ボディとメンタル、ソウルをクリアにしているから思い描いたように動けるし、会いたい人に出会えるんでしょうね。

お客さんと向き合う中で、自分の美しさを知らない人が多いし、自分の体が資本っていうことに気づいてない人も多いと感じました。魂と体は一体というのを皆さん知ってるようで動いていない。動くことってすごく大事です。動きさえすれば何でも叶いますよ。博士とも出会ってますしね。

似たようなテーマを取り上げて議論をすることがあるのですけど、自分の中のノイズをどれだけとれるか、自分で自分をクリアにしておけるかが人生で重要なことだと考えています。

その通りです。そこが大事なのかなって。本来美しいのに、濁ってしまってノイズがあるから、それをどう除去するか。

魂の汚れみたいな。球体みたいな。近しいなと感じましたね。一緒ですね。

一緒ですね。ところで、このサロンには、マリリンモンローとオードリーヘップバーンの絵を対照的に配置して演出しているのが印象的ですが、この2枚を選んだ理由はあるんですか。

ちょうど私が、大事にしてる骨格美を表しています。その人の骨格ってみんな違ってマリリンモンローとオードリーヘップバーンも対照的でそれぞれの美しさがあると思うんです。みんなそれぞれ違って良いし、美しさを生まれた時から持ってるんですよね。本来のありのままの美しさを大事に思ってるので、この対照的な絵をサロンに置かせてもらってます。

ありのままで美しいというメッセージを表現しているんですね。

自由な価値観の原点は、田舎育ち

セリ子さんの幼少期はどういう感じだったんですか。

生まれは大阪の箕面市です。近くに山や自然がたくさんある所で自由に育ちました。私たちの地域は、昭和の風土が残っていて、鍵も開けっぱなし、隣の人が雑草抜きに来てくれるような感じで、街のおばちゃんたちみんなに育ててもらいました。

鳥取県智頭町に移住して住んでるのですけど、人口 6000人の小さな町です。自然も多くみんなで育てている感じも一緒ですね。

そうなんです。だからちょっと悩んだりとかした時も、一人で山に自転車で漕いで登って、星空を見に行きました。空を見ると自分の悩みはすごくちっぽけに感じて小さなことに悩まなくなりましたね。

当時のセリ子少女はどんなことに悩んでいたんですか?

友達関係もそうですし、テストになると嫌になって自転車で山に行って星空を眺めてました。

良いリフレッシュですね。小中高とずっと箕面市で育ったんですか。

そうです。数年前まで大阪の自然が多いところに住んでいました。

そこにルーツがあるんですね。小さい頃から自然がある田舎の中で育って、将来こうなりたいという夢はあったんですか?

美容との接点は、小さい頃に母の家に美容の施術をしに来てくれるお友達がいたのを覚えています。当時は、それをやりたいというのはなかったんですけどね。高校生の進路選択で、美容の専門学校に行くか、英語の短大に行くかの選択肢がありました。

英語にも興味があったんですね。

英語が出来た訳ではないんですけど、英語の通訳もやりたいと思っていた時もありました。やりたいものの中から、自分に何ができるんだろうと消去法で考えていきました。

消去法なんですね。

美容の仕事の中でもメイクをしたり、髪を切ったり器用さが求められる仕事は、ちょっと違うなと。あとは手で全部できるものがいいなということで、エステになりました。

小さい頃の夢はなかったんですか?

心地いい自由な仕事がしたいなっていう気持ちはすごくありました。自由な環境で育ったので、縛られないことも大事でした。

死に向き合うことで生き方が見えてくる

小中高と私の身の回りの叔父から始まり友達まで、亡くなられる方が毎年続いたんです。毎回制服を着て葬儀に行っている自分を感じた時に、人ってあっけなく亡くなるんだって思いました。叔父は優しくて良い方でしたが癌で亡くなった時、良い方でも辛い死があると知りました。その時、好きなことをして死ぬ方が良いって思いました。

身近な人の死を通して生きるとは何か考えることは大きいですよね。僕も身近な人を亡くしています。中学校の頃の幼馴染を交通事故で亡くしたり、高校時代の親友が自殺したり、起業家の友人も癌が原因でお別れしました。毎年墓参りにいきます。今やっているこういう活動もそうですし、生き方も、鳥取県の智頭町での暮らしも全部リンクしてはいますね。セリ子さんは死についてどう思ってるんですか。

死は必ず来るものだと思いますが、悲しみの葬儀と、この人がいてよかったねと周りが笑顔で亡くなってるのっていうのはすごい差だなっていうのを感じていて。自分が本当に気持ちよく生きるかはすごい大事だなって感じています。

亡くなる時の周りの人の言葉ってあると思うんですけど、一方で自分が心地よく生きても、周りから見たらちょっと心配されるような生き方だったりすることもあると思います。その辺のバランスはどう考えてるんですか?

周りからの見られ方と自分の心地よさのどちらもですね。それって亡くなった時の顔が笑顔で亡くなってたら、もうそれが答えじゃないかなって思います。だからこそ、自分のやりたいことができないとか、気になってるのに言わないとか、そういう後悔を一つひとつ、日々なくして向き合いたいです。

素敵ですね。僕もそういう意味ではセリ子さんの死生観に近いです。死と再生。今日セリ子さんと初めてお会いしてますけど、取材が終われば別れが来るのと同じで、会った時にもう別れがある、生まれたときから死に向かって歩いているという意識は、ずっと自分の中で色濃くあります。

常にありますよね。一方で別れは終わりありきじゃなくて永遠に続くと思ってる人もいますよね。生きている間に何をするか考えた時に、死んでもその人の中に残る人でありたいです。

本当の死とは何かって定義することも難しいと思います。生物学的な死もあると思うんですが、誰かの記憶の中に生きているってことは、肉体が滅んだとしても、まだ精神的な繋がりがあるということですよね。

パートナーと運命的な出会い

学校卒業後はどういう道を歩んでいくんですか。

最初は大手のサロンでエステティシャンとして働いていました。決まった回数、メニューありきの方針でしたが、私の中ではその人に向けてやりたいという思いがすごく強くなっていきました。自分の性格上、軽やかにあちこち行くのが好きだったのもあり、ずっと会社に通うというのがすごくしんどくなっちゃって辞めました。

何年くらいお勤めでエステシャンとして働いてたんですか?

3年ですね。ネームバリューもありましたが、それよりもお客さんに寄り添っていきたい気持ちが大きくなりました。それぞれの必要な場所に必要なだけ施す方が気持ち良かったんですよね。

なるほど。一方でプライベートな変化もありましたよね。ご結婚されていますが、出会いはどのようなものだったんですか。

23歳で結婚しました。旦那は高校の同級生なんです。高校の入学式の時、すれ違いざまに、カシャカシャカシャといったシャッター音が聴こえたんです。時間が止まったような感覚でした。なんだろう今の、みたいな。結婚式の時に、分かったんですがお互い同じような感覚だったみたいなんです。

すごい運命的ですね。

そうなんです。当時は目に見えないものはほとんど信じられてない時代だったので、何だったんだろうという感じでした。学生時代は交流がなくて、卒業後に同窓会で再会して付き合い、結婚しました。

プライベートでもパートナーに恵まれ、人生の転機も迎えます。その後はどのようなキャリアアップをされていくのですか。

会社を辞めてからは自営業でサロンと化粧品販売業をやっていました。ちょうどコロナ禍の前にSeri&Co.の独自ブランドを立ち上げました。同時に妊娠もしています。

商品開発と妊娠、子育てと苦労した点はありますか。

今も苦労していますが、子育てと同じくらい、毎日毎日、たくさんの方に喜んでいただける化粧品を試行錯誤しながら、試作を繰り返し、より感動してもらえるよう、調合をしています。肌に優しく、質の良いものを、そして結果変化の出るものを、日々向き合っています。Seri&Co.じゃなきゃ、そう言ってもらえることを喜びに商品づくりをしています。

数年前までは大阪で活動されていたということでしたが、東京に拠点をうつされたのはどのようなタイミングだったんですか。

大阪から田町に拠点をうつしたのは、2021年頃、二人目の娘が生まれ、手狭だったので、この際東京でも行こうかと思い立ち、2週間で引っ越してきました。

サロンの場所はどのように決められたのですか。

サロン自体は、東京へ来て1年間探しても思った場所が見つかりませんでした。でも、やっと空気感が素敵な場所、絵にピッタリな場所が見つかったと思いこの地にしました。拠点を移してからは、どんどんエネルギーも上がり、また素敵な方々との出会いの場となっています。本当に心のある素敵な人だらけです。

最近では化粧品だけでなく塩もプロデュースされたとお聞きしました。

最近の新商品としては神美塩という淡路島でとれたお塩です。旦那との出会いみたいな感覚だったんですけど、淡路島にいた時、神木に触って色々なものを感じやすくなりました。そこから淡路島にご縁を頂きました。

これもまた運命的な出会いですね。どんな特徴があるんですか。

体内に塩は大事なので、本当に良いものにこだわって新月の日にとった浄化効果の高いお塩を選んでいます。同じ新月でも全部味が違うんです。毎月味見をし続けて、ようやく完成しました。

神美塩はどういう使い方を提案してるんですか?

舐めても甘いですし、お風呂に入れていただいても浄化されますし、お料理でも何にでも合います。

軽やかでハッピーな状態をつくりたい

セリ子さんは美をどのように捉えていますか。

バランスがとれている状態だと思うんですけど、美しさの判断っていうのは個々で良いと思ってます。その方にとって軽やかでハッピーな状態っていうのが私の美の定義です。

いろんなお客さんが来ると思いますが、来る人は何か重さを感じている人なんですか。

そうですね。その人の魂がドラゴンボールみたいな感じだとすると、ケアを通してくすみを磨いて削ぎ落としていく感覚です。

なるほど。それをいろんな商品やサービスでやっているんですね。どんな人を対象にしているのですか。

対象は、自分を好きになりたい、愛でてあげたいと思う方です。ダメな自分を卑下するのではなく、欠けた部分が可愛いと思えたり、輝きになることも体感していただきたいです。

セリ子さんは、美容を身体的な部分だけでなく、トータルで捉えていますよね。

美は健康も網羅してると思います。自分に素直でいれる心の健康や美しいものを美しいと感じれる心。それが、体の健康にも繋がり、それが土台にあるからこそ、見た目にも美しさが滲み出る。そこに本来の骨格に沿って整えることで、『本来の美』になると思っています。

運が良いとは良い選択が出来ること

お話を聴いてると、人生の良いタイミングで必要な人と出会ったり、運が良いって言われてたりと不思議なご縁があると思うんですけど、セリ子さんにとって運ってどういう風なものと捉えてるんですか?

選択肢がたくさんありその選択肢のチョイスが合ってる人が運が良いと捉えています。常にどちらかを選ぶ時に、未来を想像できていると、理想に近づく選択に変わりますし、自分が選択したことをどんな形であれ良しと捉えられることも大事ですね。

体や感情がクリアだと、良いチョイスが出来るし、良いチョイスをしているから良いメンタル、良いボディになっていくだろうし、両輪のような気もします。

両輪だと思います。メンタルから変えて体を変える人もいれば、体から変えてメンタルが変わっていく人もいるので、両方のバランスがないとダメだなって。バランスですね。

逆に言うと、ちょっと最近調子悪いなと思ったら、思考を変えるためにもSeri&Co.に足を運ぶのも良いですね。

一番良いと思いますね。Seri&Co.に来て仕事が本当に舞い込んできたっていう方もすごくたくさんいます。メンタル含めたケアをするのでそれが大きいのかもしれないです。

今後の展望や、やりたいことはありますか。

今までは出会った人、身近な人のために仕事をすると思ってたんですけど、最近は遠くで苦しんでる人も見えるような感覚があって、商品も多くの人に届けたいです。そのためにも、まず私自身を発信しなきゃいけないなって思うようになりました。発信は苦手意識がすごく強かったのですが、こうやって今年になって取材のお声をいただいて、良いタイミングでした。

仕事も家族を巻き込んでやれば良い

セリ子さん自身は今後、どのようなヴィジョンを描いていますか。展望をお聞かせください。

商品やサービスを多くの人に届けたい一方で広げすぎると自分の子供との関係性が薄くなっちゃう心配がありました。でも家族とも一緒にやれば良い、と思うようになりました。最近では、「ちゃんモデ」というお仕事体験も出来る親子ファッションショーを年に1回やっています。親子でメイク、ヘア、カメラマンのお仕事体験、モデル体験ができます。そうやって親子で一緒に仕事を楽しむのも良いなと思ってます。

なるほど、素敵です。昔の価値観には子どもができたから、自分のやりたいこと、キャリアは一回おいておいて、家に入ろうみたいな価値観もあったと思うんですけど、セリ子さんは子育ても一緒に人生のキャリアにしていこうとされていますね。お義母さんもパワフルだとお聞きしましたが一緒に活動もされているんですか。

お義母さんの方がもっとパワフルで一緒に会社をやっています。もともと美意識がすごく高く、メンタル分野を学ぶのがお好きな方で大好きです。旦那もメンタル分野の仕事で講演を各地で行なっているので、一緒に参加することも多いです。

今将来に悩んでいる方に、セリ子さんからメッセージがありましたらお願いします。

自分が将来をイメージして楽しいと思うことを深く考えていくのが大事だと思います。楽しくない限り続かないと思うんです。もっと自分の声を聴いて、本当にしたいこと、何を大事として生きていきたいか向き合ってほしいです。

一つひとつ、目の前の人と向き合う

向き合うことは日常になっているとのことでしたが、旦那さんや、お義母さんとぶつかることはありますか。

日々向き合っていますね。家族でも価値観は当たり前のように違います。だから、意思を通すかどうかではなく、未来の家族像、どう在りたいか、そこを常に頭に置き、ぶつかる時には在り方と未来を必ず伝えています。

お客さんにも家族にも向き合うということを大切にされていますよね。

そうですね。子供に対してもそうですし、関わる方々とどういう関係でいるか、どんな想いでいるかを、常に考えています。向き合うことは日常になっています。パートナーには、出かける時もいってきますのハグやキスをするようにしています。私の人生の中では常に死にフォーカスがあたっていたので、命がテーマで生まれてきたのかなって思います。

命がテーマなんですね。

皆さんが自分は一番何に傷ついて、何にフォーカス当てて向き合っているのかを考えたら、自分が大事にしていきたいことが絶対に見えてくると思うんです。その中で何がしたいのか、何がワクワクするのかを意識すると自分らしい生き方にリンクするんじゃないかなって思います。

反対されてもやりたいことが、本当の自分の声

セリ子さんの考えに共感します。傷ついたり苦しんだりすることもたくさんあると思うんですが、決してそれが無駄なことじゃなくて事象に対してどう向き合うかですね。自分らしく生きようとしたとき、反対する人もいるじゃないですか。セリ子さんはその辺り、どう思いますか。

自分の中ではやりたいけど、周囲から反対されてしまう。反対されたとしても諦めきれないことが本当にやりたいことだと思います。反対されてそれまでだったら、本当にやりたいもの、自分の声じゃないっていうことですよね。

大事なタイミングで自分の声を大切にされていますよね。

私は十年間子供ができなくて、周りから何度も「諦めたらできる」と言われることもあったんですけど、諦めようったって無理だよみたいな。結局のところ、どんなに周りが言っても諦めきれないのが本当の望みなんだなって思います。

実際に、現在二人の天使に恵まれているということが事実ですもんね。お話を聴いて、共感する部分がたくさんありました。今日はありがとうございました。

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SERIKO_MIZUE

水江セリ子(みずえせりこ)。株式会社Seri&Co.代表取締役。エステサロン経営、エステティシャン育成、女性起業家支援などを行う。幼少期からアトピーによる乾燥肌に悩み、自信を持てなかった経験をきっかけに美容の道へ。20年以上にわたり美容の現場に携わる中で、乾燥肌や敏感肌の人でも前向きに美容を楽しめる化粧品づくりを志し、Seri&Co.を立ち上げた。美容を通じて、女性が自分らしく輝ける生き方と環境づくりを支えている。

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